突然ですが、一級建築士を持っているみなさん、こんなことを思いませんでしたか?
- せっかく高いお金を払って資格をとったのに給料が上がらない
- 資格とったのに日常は大して変わらないな
- 資格を使ってもっとキャリアアップしたい!
これは一級建築士を取った後に私が感じたことです。こうした思いからすぐに転職活動を開始しました。

資格手当で月5千円の給料がアップしたくらいだなあ
ただ、転職活動ってめんどくさいと思いませんか?

めんどくさいし、ちょっと不安もある。
一級建築士の資格は転職市場において、とても価値があります。実際に私は転職したことにより年収が150万円程度アップし、働き方も改善することができました。
現状の働き方や年収に満足していない方は転職を検討してはいかがでしょうか。

まずは一級建築士の転職の流れを知ろう
この記事では、一級建築士を取って実際に転職した私の経験をもとに、転職活動の流れを紹介します。
転職活動を始める前の準備として、転職活動の流れや何が必要なのかを把握しておくだけでも損はありません。
私も転職活動ってどんな感じかを知るために、ネットや本を読んで調べることから始めました。
最後にその時読んだおすすめの本も紹介します。
・転職活動の流れ
・転職活動に必要なこと
・おすすめの転職本
転職活動をする前の前提として知っておくべき情報をまとめました。
一級建築士の市場価値

転職における人の価値は、「市場(需要と供給)」によって決まります。
求める企業が多く、その人材が少ない場合、とても価値が高くなります。
では、一級建築士資格を持った人の市場価値はどのくらいあるのでしょうか。
結論から言うと、かなり価値が高いです。
なぜなら転職の適齢期である35歳までの保有資格者の数が全体の1割程度とかなり少ないからです。
具体的に、資格保有者の割合を見てみましょう。(2017年時点)
20代は%、30代は%、40代は%で、一般的な転職は35歳くらいまでと言われていますので、まずか%しかいません。かなり少ないので価値があります。
また、大手や中堅の設計事務所やゼネコンの求人を見ると、一級建築士が必須、さらに経験年数が3年〜5年以上となり、経験年数でさらに絞られてくるため、価値が高いと思います。
一級建築士の平均年収は600万円程度なので、それよりも低い方で年収を上げたいなら、転職を考えた方がいいです。

かなり価値があるってなんかざっくりしてるなあ
自分の市場価値を具体的な値段で知るには、無料で使える『ミイダス』を使用してみるのがいいです。
転職サイト大手dodaを運営する会社の転職アプリで、簡単な質問で自分の市場価値を知ることができます。
具体的な使い方は別記事で紹介します。
転職すべきかどうか

転職活動をする前に、前提として考えておきたいのが、「転職するべきかどうか」です。なぜ転職をしたいのかという理由をしっかりと整理しておくとが非常に大切です。転職の面接では、転職を決めたきっかけ、動機についての必ず聞かれるからです。
選択肢として、「今の会社で経験を積む」または「転職してキャリアアップ」があります。
比較的今の会社の仕事や給料に満足している人なら、そこでのキャリア積み、役職を上げ、その会社になくてはならない存在になることで、価値を上げることも選択肢の一つとしてあります。
経験年数に縛りがある求人(即戦力を求めている)だめ、自分にはまだ経験が浅いと感じているなら、今の会社で経験を積みましょう。
経験があり、いまよりも環境や給料を上げたい方は、転職してキャリアアップしましょう!
私自身も一級建築士をとってすぐに転職活動をはじめて、無事に転職することができました。そこで自分の求める働き方を手に入れ、年収も150万円程度上がりました。
前置きが長くなりましたが、転職までの流れを紹介します。
・2社まで登録
・エージェント機能を使う
・エージェントとの面談
・履歴書、職務経歴書を作成
・企業分析、自己分析で企業を絞る
・10社以上に応募
・書類通過率は2割
・1次面接と最終面接の2回
・オンライン面談も可
・回答期限は1週間
・1ヶ月前には退職を伝える
・有給や引き継ぎの期間も考慮
・有給休暇をエンジョイ
・入社前の健康診断や書類提出あり
ざっとまとめるとこのような流れで進めていきます。
期間としては、転職活動を始めてから内定までは早くて1ヶ月、だいたい2〜3ヶ月程度かかります。
では、各ステップについて説明します。
ステップ1 転職サイトに登録する

まずは転職サイトに登録しましょう。
複数社の転職サイトを登録するメリットは、
(メリット)
・求人数の違いがあるので、多くの求人をカバーできる
・履歴書の添削や面接の練習ができる
(デメリット)
・違う転職サイトから同じ会社に応募してしまう危険性がある
・担当者とのやりとりがめんどくさい
転職サイトは複数登録すると、求人数が異なるので、いろんな求人を見ることができます。
ただ、多く登録してしまうと、どの転職サイトからどの求人を応募したかわからなくなり、同じ会社に応募してしまう危険性もあります。また、それぞれの担当者から電話やメールで連絡がきてめんどくさいです。
そして、転職エージェントを積極的に利用しましょう。
転職エージェントのメリットして、
- 会社ごとの履歴書が不要
- 複数社の面接日の日程調整をしてくれる
- 年収交渉をしてくれる
履歴書の作成が一回で済み、日程調整など面倒なことを行なってもらうことができます。また年収交渉をしてもらえるため、結果として年収がアップする人が多いです。
エージェントからの連絡や書類選考の結果は、転職サイトに登録したメールアドレスに届きます。
大事な連絡なので普段使用しているメールアドレスを登録したい気持ちはわかりますが、私は普段使わないメールアドレスを使うことをオススメします。
なぜなら、おすすめの求人メールが毎日大量に届くからです。迷惑メール並みです。
ヤフーメールやGメールなどは無料で複数作ることができますので、転職用として新規で作成するのもいいと思います。
私は、dodaとリクルートエージェントの2社に登録しました。理由は知名度が高く、求人数が多いからです。
どちらか一方を選ぶとしたら、dodaを選びます。エージェントとの相性もありましたが、とてもスムーズに転職活動を終えることができました。
各求人サイトのレビューは別記事で紹介します。
・転職サイトは2社程度登録する
・エイジェント機能を使う
・登録するメールアドレスに注意
ステップ2 エージェントとの面談、履歴書などの作成

登録が完了すると、早速面談予約の電話がかかってきます。
担当者との面談は、webか電話形式が選べて、30分程度です。(新型コロナウイルスの関係で対面はありませんが、その時の状況にも寄ります)
内容は転職理由や希望職種などを確認し、紹介すべき求人を擦り合わせていく感じです。不安に思ってることや疑問はここで聞くことができます。
各社で面談予約時間で幅があり、平日のみや土日OKの会社もあります。仕事の都合もあるので、調整が必要になります。
同時に、履歴書や職務経歴書の作成を進めます。
転職サイトのプロフィールを登録していくと自動的に履歴書や職務経歴書が完成するようになっていますので、サイトからどんどん入力していきましょう。
・面談はWebか電話
・面談予約日時は各社で異なる
・履歴書や職務経歴書は転職サイト上で作成可
ステップ3 企業分析、自己分析

登録が完了したから早速応募しよう!と思いますが、ちょっと待ってください。
エージェントによっては書類選考の通過率を理由に、どんどん企業に応募しましょうと煽ってくることがありますが、一旦落ち着きましょう。
まずは、企業分析と自己分析をしっかりやりましょう。
理由は、企業に応募して書類面接が通ると、すぐに面接になり、対策する時間が足りなくなるからです。
実際に私はとりあえず応募して、書類選考を通ってから企業分析をして志望動機を考えて面接に挑んだことがあります。しかし、結果は無残なものでした。深掘りされると答えられない。
その時に初めて自己分析や企業分析の重要性を知りました。転職の目的や企業を選ぶ軸などを整理しましょう。
- 転職して達成したいことは何か
- それを達成できる会社はどこか
また、企業分析はホームページの情報だけでは、働き方の実情や細かな待遇についてわからない部分が多いです。
オススメなのは口コミサイトを参考にすることです。
私は、3つの口コミサイトに登録しました。
自己分析、企業分析の方法は転職サイトで詳しく解説されていますので、そちらを参考にやってみましょう。
特にリクルートエージェントの動画講座は参考になりました。
・応募前に企業分析、自己分析の時間をとる
・企業分析には口コミサイトを利用
ステップ4 求人への応募、書類選考

行きたい会社が絞れたら、企業へ応募しましょう。
一般的な書類通過率は30%ほどのため、できたら10社くらいは応募した方がいいです。私は20社に応募しました。
また、応募はなるべくまとめてした方がいいです。
理由は2つあります。
1.面接日をまとめられる
書類選考後に面接日程の日にちを決めます。1週間から2週間後の中で第三者希望まで。
基本的に平日にしか面接がないので、有給を取る必要がありますが、平日に第三者希望まで出せって正直厳しいですよね。それに複数の会社の面接日が違ってたら何度も休みを取らないといけないので、できたらまとめて欲しい。エージェントならそれが可能です。エージェントに希望日を伝え、その日にまとめて欲しいと言うと企業と調整をしてくれます。
2.内定回答期限がある
順調に進んで内定をもらった場合、受けるかどうかの期限が1週間程度と決まっており、もし、他の会社が第一選考中の場合には、どちらかを諦めないといけなくなります。
効率的に転職活動をするためにも、応募はまとめて行いましょう。
書類選考の結果は、1週間から2週間ほどでわかります。
なかなか連絡が来ない場合はエージェントに相談して催促してもらうことも可能です。私の場合、採用担当者が出張中を理由に1ヶ月連絡が来なかった会社もありました。
・企業への応募は最低10社程度まとめて応募する
・書類選考の結果は1〜2週間でわかる
ステップ5 面接

ついに面接です。基本的に中途採用の面接は2回です。
面接の方式は、企業によって対面かウェブかを選ぶことができる場合もありますし、指定される場合もあります。
1回目 企業説明と現場担当者や部長との面談
2回目 役員面接
1回目の面接では、初めに人事部の方から企業説明が30分ほどあります。(ない場合もありますが)
そこで、待遇面で聞きたいことを聞くことができます。
その後、30分〜1時間程度、現場の責任者である部長さんとの面接があります。
主にこれまでの経歴からどのような経験があるのかを聞かれます。職務経歴書の内容を深掘りされます。
最終面接は役員との面接です。
具体的な経歴よりも、人柄や会社への志望動の高さ、辞めないかどうかなど見るための質問が多いです。
「趣味は何ですか?」というお見合いみたいな質問は必ずされました。
面接で聞かれる質問内容については別の記事で紹介します。
面接の対策をエージェントと行うことができますし、過去の質問内容も教えてもらえます。
しっかりと準備をして挑みましょう。
また、企業によってはポートフォリオの用意が必要になります。自分が今までやってきた仕事の内容をわかりやすく伝えるために、A4サイズで提出が求められました。
ポートフォリオについては別記事で紹介します。
・中途採用の面接は2回
・面接練習はエージェントを利用
ステップ6 内定

エージェント経由で内定の連絡が来ます。
この時点で、自分の年収や待遇についての書類が届き、その内容で入社するかどうかを決めます。
回答期限は1週間程度です。
他に最終面接の結果待ちの場合は、他社の結果が全てそろってから比較して決めましょう。
志望度が同じくらいの会社だとめちゃくちゃ悩むと思います。もう一度初心に立ち帰って決めましょう。
内定を受諾すると、当然ですが変更はできません。
・内定の回答期限は1週間
・内定を受諾すると変更不可
ステップ7 退職交渉

内定が決まったら、今の会社の退職交渉に入ります。
まずは、会社の就業規則を確認しましょう。
辞めるためは、いつまでに伝えればいいかが記載されています。
法律上は2週間前に伝えればOKですが、余裕を持って1ヶ月前に伝えれば問題ないです。
ただ、プロジェクトの最中などで引き継ぎが必要の場合は、なるべく早く伝えることで有給休暇をしっかりと取ることができます。
特に有給休暇が溜まっている人は、有給休暇期間と引き継ぎ期間から逆算して退職を伝える日を決めるのがいいです。
退職交渉の流れを簡単に説明すると、下記になります。
1.上長へ退職願いを提出
2.有給休暇や引き継ぎのスケジュールを確認
3.退職日決定後、退職届を提出
なかなか言い出しづらいことですが、しっかりと伝えましょう。
退職の伝え方や退職届の書き方などについては別記事で紹介します。
・退職は1ヶ月前に会社に報告
・退職願、退職届を用意する
ステップ8 有給消化、退職から入社へ

有給が貯まっている人は有給消化期間を存分に楽しんでください。おそらく社会人にまとまって休める期間は多くないので。
また、新しい会社から入社前の資料が届きます。健康診断や社員証の写真の提出が求められることもあり、その対応が必要になります。
・有給消化期間を楽しもう
・入社前に健康診断などの対応が必要
最後に私が転職活動をするにあったて読んだ本を紹介します。
「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方」著moto
人気転職サイト「転職アンテナ」の運営者で、4度の転職を経て、本業年収1000万円、副業年収4000万円を稼ぐサラリーマンです。自分の価値の高め方からエージェントの使い方など転職活動についてわかる1冊です。
「エンゼルバンク」著三田紀房
東大受験マンガとしてベストセラーになったドラゴン桜を描いた三田紀房さんの転職を題材にした漫画です。
漫画なので気軽に読めるだけでなく、転職のイロハから考え方までとても勉強になりました。
以上、転職の流れを説明しました。
まだ転職活動をする前でピンとこないと思いますが、いざ始まるとあっという間に時間が過ぎていきます。
働きながらの転職活動は、いかに効率的に行い、時間のない中で自己分析や面接練習に充てられるかが勝負になります。
私の経験したことを情報として活用ください。他にも転職に役立つ情報を記事にしていきます。


