「働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ 」落合陽一さんの本を読みました。

気になった点や感想を書いていきます

タイトルの働き方5.0の5.0ってそもそもなんだ?っと分かりませんでしたが、society5.0の5.0でした。
society5.0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
とされており、私たちが目指すべき新しい社会として提唱されているものです。
これまでの生活は、society1.0〜4.0までとされています。
society1.0 狩猟社会
society2.0 農耕社会
society3.0 工業社会
society4.0 情報社会
近い将来くるこれからの社会society5.0における人間の生き方、働き方、そしてこれからの子供や若者の学び方について書かれています。
では、society5.0における働き方「働き方5.0」とはどういったものなのでしょうか。
これからはさまざまな社会課題やシステムが人間と機械の組み合わせ(協力)によって解決される時代になります。
例えば、ワンオペによる過労死やブラック労働など働き方について話題になった飲食業界ではロボットの導入により、人と一度も話すことなく会計まで終えることができるようになっています。
機械が得意なことは任せて、人間にしかできないことで働くことが5.0時代の働き方です。
では、人間にしかできないことはなんでしょうか。
ホワイトカラー(頭脳労働職)が担っているような仕事は、ほとんど機械が担うかもしれません。そのため、今のビジネスマンに求められている効率的に仕事をこなすようなスキルを磨いても意味がありません。
機械にできなくて、人間にできることは、「動機(モチベーション)」です。
機械に代替された社会の中に、新しい枠組みを作っていくモチベーションを持てば人間の働く意味がでてきます。
この本で一番伝えたいことは、「5つの問いを自分に投げかけること」です。(本書で本人がそう言ってます)
①それによって誰かが幸せになるのか。
②なぜいま、その問題なのか。先人たちができなかったわけ。
③過去の何を受け継いでいるのか。
④どこへ行けばそれができるのか。
⑤実現するためのスキルは他者の身につけにくいものか。
文脈がないので分かりづらいので理由を説明すると、
システムに従属した働き方ではなく、クリエイティブな働き方をするためには、「オリジナリティ(独自性)」が必要になります。
そのオリジナリティをつけるためには、「研究」が必要です。研究とは課題を発見して、解決することであり、そのためには深く追求することが必要となり、ネットで調べればわかるような知識ではなく、そこから深い知識を得ることができます。そこからオリジナリティが生まれていきます。
では、何を研究するべきなのでしょうか。それが先ほどの5つの質問に当てはまるかどうかをチェックします。
④の質問は自分自身の進路に関わってきます。実現するために起業するのがいいのか、大企業のリソースを利用するのがいいのかなど。
流れを整理すると、
システムに従属しないで人間ができることとして、動機づけがある
↓
新たな枠組みとなる動機には、オリジナリティが必要になる
↓
オリジナリティは、課題を発見して解決を繰り返す研究から生まれる(突き詰める)
↓
研究対象は5つの質問に当てはまるものを選ぶ
研究によって蓄えられた知識は、とても価値があり、人材としての価値も上がっていきます。
いきなり動機を探せと言われても難しいので、まずは、「自分が解決したい小さな問題」を探してみましょう。
例えば、目が悪いけどメガネをかけたくない、とか、満員電車に乗りたくないとかなど。
研究するには、思考体力が必要になります。
思考体力とは、世の中の仕組みや概念について考え、自分が何を解決するのかを考え続ける力です。
思考体力を鍛えるためには、
・抽象的なことを「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」とできるだけ具体的に言語化する
・ニュースの話題を深掘りして自分の意見を考える

面白かったけど、一回では理解できなかったな

実践してみて、わからなかったらもう一度読もう
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私も「働き方5.0」をKindle Unlimitedで読みました。
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