令和3年度に一級建築士試験に合格して、オンライン申請によって登録を行ったので、
その方法と失敗談を書いていきます。

できれば年末で資料を揃えたいね
必要書類は以下になります。
1. 一級建築士免許申請書
2. 一級建築士住所等の届出書
3. 本籍の記載のある住民票の写し(原本)
4. 証明写真
5.登録免許税登録書(後日、郵送)
6.申請手数料振込書(後日、郵送)
7.合格通知書コピー
8.実務経歴書
9.実務経歴証明書
10.本人確認書類
(11.インターンシップ証明書)※実務経験にインターンシップ経験を使用する場合のみ
それぞれ説明していきます。その前に、まずは下記のHPより必要書類をダウンロードまたは印刷をしましょう。
1. 一級建築士免許申請書

一級建築士免許申請書の記入事項(写真の丸で囲まれた部分)は下記になります。リストの順番は申請書の上からの順番になります。
1.年月日 ※提出日を記載します
2.氏名
3.氏名(ふりがな) ※住民票上の本名
4.生年月日
5.本籍 ※住民票の通りに全て記載
6.性別
7.現住所、電話番号
8.一級建築士に合格した時期
9.合格証書日付、番号 ※合格通知書の通りに記載
10.欠落事項
オンライン申請では、手書きで書いてPDFにしても、PDF上で書き込んでもどちらでもOKです。
また、証明写真や領収書の貼り付けも不要です。(別でPDFにして提出するため)
2. 一級建築士住所等の届出書
こちらはHPにある記入例が分かりやすいので、それをみて記入しましょう。
1.の申請書と同様に、PDF上での書き込みが可能で、証明写真の貼り付けは不要です。
3. 本籍の記載のある住民票の写し(原本)
本籍の記載のある住民票の写しです。
注意点としては、発行から6ヶ月以内であり、マイナンバーの記載がないものが必要です。
今はマイナンバーカードがあれば、コンビニでも発行できるので便利です。
4. 証明写真
縦45mmx横35mmのサイズで、パスポートの証明写真と同じ大きさです。
6ヶ月以内に撮影したもので、jpegデータで提出します。
証明写真をデータ化する方法はいろいろありますが、
私は証明写真をデータで受け取れる証明写真機Ki-Re-iを使用しました。
写真館でもデータでもらえると思いますが、そこまで手間とお金をかけたくなかったので。
5.登録免許納税付書の領収証書(後日、郵送)
免許登録税6万円の税金を納付した領収証書になります。原本は申請後に郵送します。
納付書は、自分でもらい行かないといけません。
もらえる場所としては、
・建築士会
・税務署
・郵便局(場所による)
銀行は、主要銀行に複数行きましたが、ありませんでした。郵便局は、郵便局員に国税の納付書があるかどうかを聞きましょう。税務署に行くと、麹町税務署宛の納付書がもらえます。
納付は、税務署、郵便局、銀行で行えます。
また、納付書の納付先は下記になります。
納付書名は、「国税収納金・整理資金納付書」
税目は、「免許登録(メンキョトウロク)税(221)」
税務署名は、「麹町(コウジマチ)税務署(00031017)」
6.申請手数料振込書(後日、郵送)
申請手数料28,400円を振込みした受領書になります。
郵便局で振り込むを行いました。振り込み手数料は203円かかります。ただ、ATMで振り込むと手数料が半額になるので、ATM振込がオススメです。受領書は捨てないように気をつけましょう。原本は申請後に郵送します。
7.合格通知書
12月の合格発表日に届く合格通知書です。
8.実務経歴書
登録に必要な実務経験をまとめた書類になります。手書きでもPC上で書き込んでもOKです。
実務経験に必要な分だけOKですので、全ての実務経験を遡って書く必要はありません。
また、転職している場合も、現職の会社で実務経験が満足していれば、前の会社の経験を書く必要はないです。
職種によって実務経験コードが違うので、記入例を参考に漏れがないかを確認しながら書きましょう。
9.実務経歴証明書
8の実務経歴書を証明する書類になります。手書きでもPC上で書き込んでもOKです。捺印も必要ないです。
証明者は、事務所の開設者、管理建築士または所属の建築士になります。(建築士事務所の場合)
実務経歴証明書は、勤務先が複数ある場合やインターンシップの経験を考慮する場合は、それぞれ必要になります。
10.本人確認書類
下記の本人確認のための身分証明書です。
運転免許証
写真付き住民基本台帳カード
パスポート
マイナンバーカード
宅地建物取引士証
健康保険証
年金手帳
(11.インターンシップ証明書)※実務経験にインターンシップ経験を使用する場合のみ
こちらは学生時代のインターンシップ経験を実務経験にカウントする場合に必要になります。
下記の書類を大学に依頼して取りせる必要があります。まずは大学に連絡して確認しましょう。
場合によっては、時間がかかるのでなるべく早めにやるのがいいです。
私の場合は、実務経歴書を作成してメールで送り、大学側で確認が取れたら、実務経歴証明書を発行してもらえる、という流れでした。
1.実務経歴に関わる単位証明書
2.実務経歴書
3.実務経歴証明書
以上の書類が用意できたら、こちらからオンライン申請をします。
メールアドレスが必要で、Macには非対応となっています。
申請が完了すると、それぞれの都道府県の建築士会で書類の一次審査が行われ、
次に日本建築士会連合会で二次審査が行われます。
途中、書類の不備があったら、メールで連絡が来ます。修正したら、マイページから再度アップロードします。
申請から免許発行までは、通常3ヶ月かかります。ただ、今はコロナ禍のため、さらに遅れています。
3ヶ月以上かかっている場合は、日本建築連合会にメールしてみましょう。具体的な日程を確認してくれます。
書類の不備で発行まで5ヶ月かかった
年末に書類を準備し、年明けすぐにオンライン申請を行いました。
しかし、2度の書類不備があり、結局免許証がくるまで5ヶ月もかかりました。。
書類に不備があった場合、審査は再度一から行われるみたいで、再提出してから3ヶ月と考えていた方がいいです。そのため、提出書類のチェックはしっかりやりましょう。

書類の不備があるとさらに時間がかかるんだな

対面申請でチェックしてもらった方が楽かもなあ