学科試験を合格された方は、何を買ったらいいかわからず、とりあえずネットで調べたり、資格学校が薦めているものを購入すると思います。
私もそうでした。初めは何が必要で、何が要らないのかわからないので、とりあえず道具を買い漁りました。後で全然使わなかった道具もありました。
自分に合った道具を探すには、いろいろ試すしかありません。しかし、学科から製図試験まで約3ヶ月。正直、時間が足りません。いろいろ試す時間のある2年目以降の人なら問題ありませんが、初受験生はエスキスから作図法まで覚えることが山積みです。
この記事では、必要最低限の道具を紹介し、なるべく使用感がわかるようにしています。

高い買い物だから失敗したくない

令和2年度製図試験に合格した私の製図道具を紹介します!
- 必要最低限の製図道具が知りたい
- 自分で買って試すのがめんどくさい
私が実際に購入して使用した道具を紹介します。

製図板は製図試験で最も大事な道具です。
製図版の書きやすさが製図時間の短縮につながるため、お金を変えた方がいいです。
もし、学生時代の製図板をそのまま使用する人がいましたら、買い換えることをおすすめします。軽さや書きやすさが全然違いました。
私が使用していた製図板は「MUTOH UM-06N8」です。価格は、33,800円(税込)です。

軽いので持ち運びが楽だったなあ
メルカリなどで1万円台から購入することもできます。

合格したらメルカリで売れるので少しは回収できます
詳しい紹介は、公式の動画がわかりやすいです。

三角定規テンプレートは、柱や壁を描くのに使用します。
王道は、バンコの定規です。おそらく最も売れている三角定規のテンプレートではないでしょうか。
製図板の並行定規に載せて、柱を書いていきます。
学科試験が終わると売れ切れになることが多いので、早めに購入しておくのがいいです。

バンコの定規だけで十分ですが、私は内壁や建具など細かい部分を書くのにバンコだと少し大きく、書きづらかったので、ひと回り小さいタカラの三角定規も購入しました。また、1/400のスケールにも対応しているので、1/400の下書き図面の作成に重宝しました。
こちらは好みがあるため、一応載せておきます。
三角定規には、用紙の上で滑らかに動くようにフローティングディスクを貼り付けています。下記の記事にて紹介します。


基準線を書くときに、大きな定規があると一回で引けるので時間短縮になります。
ウチダの45cm三角定規を購入しました。ドラパスよりも若干安いです。

課題文を読む際に使用します。時短のため、キャップがないノック式として、
ぺんてるのノック式マーカーがおすすめです。

ぺんてるのグラフ1000(0.3mm、0.5mm、0.7mm)を購入しました。
特徴としては、とにかく軽いです。そのため、長期間の製図でも手首への負担が少なかったです。
筆圧で細さを調整できる人は、0.5mmだけでも大丈夫ですが、私はそこまで器用にできなかったので、0.3mmと0.7mmを購入しています。
0.3mm → 室名などの細かい文字や建具など
0.5mm → 一般部
0.7mm → 柱や壁の躯体部分(目立たせたい部分)
軽くて細いので、筆圧を上げるために、グリップを使用しています。下記の記事にて紹介しています。


芯は折れにくさと汚れにくさを重視して、三菱鉛筆uniのシャーペン芯を使用していました。

消しゴムは大きい箇所を消す用と細かい箇所を消す用の2種類を購入します。
図面の大きな間違いや記述用として、トンボ鉛筆のダストキャッチがおすすめです。
消しカスが飛ばすにまとまるのがいいです。

図面で細かい間違いを消す用としては、ぺんてるのクリックイレーザーがおすすめです。
これがあれば字消し板が入りませんでした。また、2年間使用しましたが、1本で足りたので追加で購入することはありませんでした。

フィリクションペンは、課題文読みのメモやエスキスの際に使用します。赤色の1本あれば十分です。
用紙を固定する際に使用します。カッター箱付きもありますが、収納しやすいようにテープのみにしていました。

電卓は関数電卓を使用します。なんといっても式が見れて、修正も矢印キーを使って戻れます。面積計算でのミスを減らすことができます。

手が擦れて図面が汚れてしまうため、OTrakiの2本指グローブを購入しました。消しカスを払うブラシ代わりにもなって便利です。これを購入してから製図ブラシは使わなくなりました。

自分の製図スピードを計測したり、6時間半をカウントするタイマーとして、キャノンのクロックタイマーを購入しました。
裏にはマグネットとクリップがあるため、収納ボックスに挟んでおいたり、製図板に留めておくことができます。また、クリップを開いたまま固定する金具があるため、自立して置いておくこともできます。

今までの製図道具を下記にまとめました。
実際は購入した道具を収納します。収納方法については、別記事で紹介します。

なるべくお金かけたくないなあ

一級に合格した先輩から全てもらうのがベストかな